先にすべてが準備されてから、今の毎日が変わっていく。

まず先に、新しい自分が作られる。
その自分が新しい世界を作る。


私にとっては2020年がちょうど、世界を大きく再構築するタイミングになりました。


数年にわたって制作してきたオリジナル教材群を、これから世に出そうというタイミングで、コロナ騒ぎが起こりました。


それをきっかけに、すべての仕事をオンライン対応に切り替える必要に迫られました。

クラスやセッション、セミナーのオンライン化は、ずっと気になりつつも保留していた案件でした。

これらが、思いがけない形で一気に進むことになったのです。


オンラインで人に会うことに慣れていくうち、直接会わなくても事足りることと、どうしても会って話したいことが、自分のなかで明確に区別されていきました。

と同時に、これから、どんな人と、どんなふうに関わっていきたいのか、折に触れて考えるようになりました。




やがて、かつては難しかったことが、この時代であれば簡単に実現できると気づきました。

それをきっかけに、去年まではまったく考えていなかった方向で、仕事全体・生活全体・生き方全体を見直すことになりました。



日々の気づきや発見を統合していく過程では、『コソ練年鑑2019-2020』が、本当に役に立ちました。


『コソ練年鑑2019-2020』を片手に、どんな世界でどう生きたいのかをデザインし、あらゆる要素を組み替えていったところ、むだに迷ったり混乱したりすることなく、自分の世界が塗り替わっていきました。


しばらくしたら、単に心模様が変わっただけでなく、自然に手が動き、身体が動いていることに気づきました。

それ以来、ときに休みつつ、息抜きをしながらも、ずっと動きを止めない日々が続いています。



一時的に不安になったり、気力がくじかれることもありますが、一方で、心の奥には確かな信頼と平安、ある種の「呑気さ」があります。

こんな気持ちで毎日を生きるようになるとは、去年の自分には想像できなかったことです。



実際の体験を通して、

「それができなかった」去年の自分と、

「それができている」今年の自分は、

別人であることを再認識しています。



完了して続行