本当のあなたらしさは、人と人の間で花開く。
関わる人がみな、あなたらしさを教えてくれている。
私たちの個性や性格、能力や適性は、土台となる知識と基本的なスキルが身についた上ではじめて、発揮されます。
たとえば、先天的に絵の才能に恵まれた赤ちゃんであったとしても、絵を描く機会や道具に出会わなければ、その才能が表出することはありません。
あなたに備わっている個性や性格、能力や才能も同じです。
引き出す機会や道具、適切な知識や練習があってはじめて、表に現れはじめます。
コミュニケーションの土台となる部分が身につくと、本当の意味での個性や性格、能力や適性が表現されるようになります。
他の人との関わりを通して表現された「その人らしさ」は、互いの良さを引き立て合い、苦手な部分を補いあうように働きます。
ときには、相手と適切な距離を取るという形で、「その人らしさ」が表現されることもあるでしょう。
いずれにせよ、互いが互いの「その人らしさ」を尊重できれば、互いに安心して、快適に過ごすことができます。
自分を取り巻くすべての関係性がそんなふうに整っていけば、人間関係のストレスは生まれようがありません。
一方で、あなたの個性や性格、能力や才能に気づき、伸ばしてくれるのは、あなたと関わる人たちです。
人間関係のストレスから解放され、関わる人たちとのコミュニケーションを楽しむことができれば、あなたの個性や性格、能力や才能を分かち合い、お互いが幸せに過ごすことができるでしょう。
私たちの個性や性格、能力や才能は、私たちの可能性を制限するものではなく、私たち一人一人を自由に、クリエイティブにするものです。
そうやって使うのが、本来の使い方だといえるでしょう。
私たちは、自分で自分のことを知ることができません。
自分の個性や性格、能力や才能について知りたいと思うのなら、それを教えてくれる人たちと、快適な関係を築くのが一番です。
いろいろな意味で、周りの人が、自分のことを教えてくれている。
その意識があるだけで、現時点の人間関係のなかに、気づきや発見が生まれます。
そうした意識をもってこのコースに取り組んでみると、周りの人が、あなたの学習を応援し、支えてくれていると思える体験もできることでしょう。