学ぶべきタイミングで、一番いいきっかけに出会える。

いろいろな人の生き方を育てる仕事をしていると、人は学ぶべきタイミングがきたときに学ぶのだ、ということをしみじみ実感します。

私自身もそうだったのですが、その時点であまり必要性を感じていなかったこと、正直いってピンときていなかったことが、あとになって必須の学びだった、と気づくこともしばしばです。

小学生が、なぜ勉強するのかを理解できないことがあるように、その時点の視座では、自分にどんな学習が必要なのか、識別できないことも多いように感じています。

そうした体験もふまえて、今感じていることをお伝えしてみます。

ここまでの話を読んできて、

「そんなこと考えたことがない」

「何の話をしているのかわからない」

「まったくピンとこない」

と思った方がいるかもしれません。

「自分にはそんな体験は一度もなかった」

そういう方もいらっしゃるでしょうね。

もし、あなたが今、そうした状態にあったとしても、気にする必要はありません。

この文章に出会っている段階で、あなたには、今までと違う生き方の選択肢が開かれています。

そして、今までのものの見方・とらえ方では認識できなかったものを、認識できるようになる準備がはじまっています。

今までと同じように生きていくかどうかは、このコースの学習を終えてから選び直しても遅くはありません。

このレクチャーでお伝えした考え方を心に留めておくと、思いもよらないきっかけから、人生の新しい扉を開いていくことができます。

心のどこかで覚えておくと、いつか役に立つかもしれません。

●ワンポイントワーク●

ここまでお話してきたことが、どのくらいピンときていますか？

どの程度、「自分事」として受け止めている感覚がありますか？

現時点の正直な感触を記録しておいてください。

ほかに、思ったこと・感じたことがあれば、書き留めておいてください。

現時点の記録は、未来のあなたへのギフトになります。

未来のあなたはきっと、胸いっぱいの愛おしさと感謝で、この記録を読み返すことでしょう。