目的・意図を実現させるコツ(2)
うまくいく進め方を、ふだんの毎日で練習する。
このレクチャーでは、プロジェクトを成功させるためのもう一つのコツをお伝えします。
お仕事はもちろん、日常生活や人生全般ですぐに応用できることですので、気軽に試してみてください。
ふだんから練習を重ねておくと、目的や意図を実現するのが「当たり前」になっていきます。
自分自身の体験を通して「うまくいくのが当たり前だ」と思えるようになっていると、人生で直面するどんなテーマにも、気楽に臨んでいくことができます。
小さく決めて、確実にやりきる。
プロジェクトの本質を常に意識して、的確な行動を重ねていくことで、どんなプロジェクトでも、満足できる結果を収めることができます。
成功のポイントは、決めてやりきることです。
すべてを決めて一気にやりきる必要はありません。
むしろ、プロジェクトを細かく分け、今決められる部分だけを決めて、無理なくやりきるほうが確実に進んでいきます。
【楽しい妄想を実行できる計画に】
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プロジェクトの大原則である、誰に・何を・何のために に客観的な正解はありません。
プロジェクトを通して、どんな思いや気持ちを分かち合いたいのか、どんな体験をともにしたいのかは、自由に決められます。
プロジェクトの大原則と本質は、あなた(もしくは、あなたたち)の納得感・腹落ち感・コミットによって確定します。
つまり、あなた(もしくは、あなたたち)が、「これだ!」と思ったものが、そのプロジェクトでの「正解」になります。
大原則や本質を明確にしてから動き出すプロジェクトは、実のところ、多くはありません。
大枠が決まったところで動き出し、実際の活動を通して明確にしていく場合も多いです。
本当は何をしたいのか、今一つはっきりしないけど、とにかく動いてみる!
そんなふうにして立ち上がったプロジェクトも、今までたくさん見てきました。
すべてを最初から決めきらなくても、十分うまく進められます。
大切なのは、何が決まっていて、何が決まっていないのかを明確に把握すること、今の状態を常に意識することです。
プロジェクトの大原則や本質が 決まる前と決まった後では、意識を向けるポイントが異なります。
それぞれで意識すべきことを明確にしておくと、他人の意見に惑わされたり、無駄に不安を感じたりすることなく、作業を進めていけます。
この点については、別のレクチャーで詳しくお伝えします。
繰り返し思い出し、復習していこう。
ここまで2回に分けて、プロジェクトを成功させるコツをお伝えしてきました。
読んでみて、いかがでしたか?
前職のSE時代を含めると20年以上、いろいろなプロジェクトに携わってきました。
私自身の経験から言えるとのは、
決めてやりきる
の一言に尽きます。
お仕事や事業でも、ライフワークや趣味でも、人生におけるプロジェクトでも、それは変わりません。
今まで、あらゆるプロジェクトの現場で、いろいろな人間模様も見てきました。
プロジェクトワークに関しては、
決めてやりきる
ができていないために、人間関係やコミュニケーションに、行き違い・すれ違い・葛藤・トラブルが起きていることがほとんどです。
何を決めるべきなのか、わかっていない。
決めるための話し合いをしていない。
決める必要がある、とわかっていない。
決める、という行為についての認識が、
一人一人違う。
決めた内容についての認識が、
一人一人違う。
決めた内容が適切でないか、
決め方が適切でない。
こうした事態を解消するためのコミュニケーションが不足している。
これらは、本当によくある現象です。
一方で、今までにお伝えしたきた2つのコツを意識すれば、こうした事態を未然に防ぐことができます。
一度にすべてを理解する必要はありません。
今後も折に触れ、繰り返し復習してみて下さい。
あなたが今取り組んでいるテーマに照らし合わせてみることで、実感をもって理解することができます。
今すぐできることも、たくさん見つかることでしょう。
*気づきをシェアしてくれませんか?*
このレクチャーで気づいたこと・わかったこと・思ったこと・感じたことがあれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。
思い当たった出来事、ふと思い出した体験などがあれば、ぜひ教えてください。
お仕事や日常生活をさっとふり返ってみましょう。
決めるべきことが決まっていないために、うまくいかなかった体験はありますか?
そのとき、何をどう決めればうまくいったと思いますか?
あなたの人生のなかで、決めてやりきった体験はありますか?
その体験は、今のあなたにどんな影響を及ぼしているでしょうか?
今回のレクチャーの内容を、どんなことに応用できそうですか?
「こんなふうに試してみたい」という思いつきがあれば、ぜひ教えてください。
あなたのコメントが、他の誰かの気づきや理解につながります。
あなたもまた、他の誰かのコメントから、新たな気づきや理解を受け取れるかもしれません。
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