無駄なトラブルを避けるために、やり方を知る。
やり方を知るだけで、人間関係やコミュニケーションは変わる。
何度かお伝えしていますように、仕事のやり方や基本的な知識・情報がないために、人間関係やコミュニケーションがこじれてしまっている事例を、本当によく見かけます。
うまくいくやり方を知らないだけ。
一人一人が認識しているやり方が違うだけ。
実はそれだけの問題なのに、感情的なもつれ合いや、互いの人格を否定するような対立にまで発展している事例もあるほどです。
組織で働いている方や、たくさんの人と関わる仕事をしている方は、なにかしら心当たりがありませんか?
仕事の進め方・やり方の問題が、感情的な問題に発展してしまうと、心や気持ち、感情、感覚からのアプローチでは、根本的な解決はできません。
たとえ、心のわだかまりがなくなったとしても、トラブルを生むような仕事の進め方・やり方を見直さない限り、別のトラブルが起こる可能性が残っているからです。
何人かが集まって、一つのテーマに取り組むときは、どんなやり方を採用するのかについて、全員の認識を合わせ、合意することが不可欠です。
言い方を変えると、そのテーマにおける「正解」は何か、全員の認識を合わせ、合意する必要がある、ということです。
そのうえで、一人一人の気持ちや感情、感覚を尊重していけば、全員が心地よくそのテーマに取り組んでいけます。
このコースでは今まで、気持ちや感情、感覚を大切にする練習をご提案してきました。
練習を重ねていけば、ふだんの生活のちょっとした場面では、無駄に嫌な思いをすることなく、いろいろな人と関わっていけることと思います。
個人的なあなたの望みを叶えたり、本当の気持ちを分かち合っていくこともできるでしょう。
これからは、思いや考えを形にしてくために必要な知識、目的や意図を実現するための具体的な方法、それらを使ったコミュニケーションのコツをお伝えしていきます。
目的や意図を持つ活動=プロジェクトにおいては特に、決めておくべきこと、外してはいけないポイント、うまくいく進め方があります。
事前に知っておけば、やり方レベルでの行き違いやすれ違いを防ぐことができます。
実際のところ、多くのプロジェクトは、大切なポイントをいくつか押さえておくだけで、満足できる結果に終わります。
それだけでなく、人間関係やコミュニケーションにおいても、心に残る体験ができます。
現時点ではまず、知識ややり方を知るだけで、人間関係やコミュニケーションが変わっていくことを覚えておいてください。
そのうえで、これからのお話、練習メニューに臨んでいきましょう。
*気づきをシェアしてくれませんか?*
お仕事や日常生活をさっとふり返ってみてください。
適切なやり方を知らない、やり方が統一されていない、やり方についての共通認識がないために、物事がうまく進んでいない事例はありますか?
その事例に関わる人間関係やコミュニケーションは、どんな感じでしょうか?
その状態について、あなたはどんなことを感じ、どう思っていますか?
それらがどう変わると、あなたは幸せを感じられるでしょうか?
他にも、このレクチャーで気づいたこと・わかったこと・思ったこと・感じたことがあれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。
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